タイムトラベルとタイムパラドックス

高尚な知的遊戯である。 

もし、タイムトラベルが実現したら、タイムパラドックスが発生するかという議論だ。 

タイムトラベル自体が不可能であるなら、タイムパラドックスは起こらないのだから、多少不毛な議論ではある。 

 

4次元空間を想定し、3次元空間座標(X,Y,Z)に加え、時間軸(i)を座標軸に加えた。 

これは俗説に近い、小説やアニメの中の定説だと思った方がいいだろう。 

現実には、ワープ航法が不可能と結論付けられたように、タイムトラベルも不可能だと思われる。 

 

が、それではつまらない。 

どうせ小説やアニメ、あるいはマンガの中の話である。 

タイムトラベルと否定せず、タイムパラドックスを語ろう。 

 

 

タイムパラドックスは親(祖父)殺しに代表される。 

もしタイムトラベルして、自分が生まれる前に、親や、親が生まれる前に祖父母を殺したらどうなるか、だ。 

自分の存在がなくなり、つまりはタイムトラベルすることもなく、結果、殺されることはなくなる。 

すると、またタイムトラベルして・・・というパラドックスが生まれるのだ。 

 

しかし、このタイムパラドックスは回避されるという。 

 

 

オックスフォード大学の物理学者デイヴィッド・ドイッチュの理論では、過去は固定されているが、未来は数多くの分岐が存在しているため、ひとつの未来から来た者によって過去が変わったとしても、別の未来に分岐するだけで、自身の未来への影響はないとしている。 

「世界は絶えず無限に分岐し続けており、無限の平行宇宙が存在する」という量子論の多世界解釈からの提唱である。 

 

つまり、ある未来から見た過去は変えられないということになる。 

簡単に言うと「ドラゴンボール」型未来である。 

 

 

今年7月にマサチューセッツ工科大学(MIT)セス・ロイドの研究チームが発表したのは、また違った内容となっている。(日本にいたら防虫剤というあだ名になるだろう、というか奥さんはMrs.Lloyd・・・) 

それは過去を変えようとすると、通常起こらなくはないがほとんど起こらないような事象が起こり、過去を変えることが阻止されるというものだ。 

例えば拳銃で親(祖父母)を殺そうとしても、銃が不発になり失敗するなどということが起こるというのである。 

 

つまり、タイムパラドックスは必ず回避されるのだ。 

結果、過去は変えられないということになる。 

 

関係ないが、この教授が日本にいたら防虫剤というあだ名になるだろう、というか奥さんはMrs.Lloyd・・・ 

ちなみに、防虫剤の方はピレスロイドという主成分から名づけられたそうである。 

 

 

実際に過去に遡って実験することはできないのだから、何が正しいかは判らない。 

しかし、両者とも自身の過去は変えられないと言っているのである。 

 

何の話のために書いているかというと、次の記事のためである。 


魔法先生ネギま! クラス名簿  <前 : 次>   超鈴音のタイムパラドックス