ネギ・スプリングフィールド

天才少年で魔法使い。 

日本の教員免許を持っている。 

 

ウェールズ出身だが魔法学校がどこにあるかは判らない。 

英国内ではあるだろう。 

 

英国では最初の入学は随時行われる。 

満5歳になった次の学期から入学するのである。 

だからバラバラ。 

とはいえ、進級・進学は同時であり、卒業も同時である。 

 

卒業式(日本のような式はなく、朝礼のようなもので単に「Leave school」と呼ぶ。 

これが7月。(日本の3月という意味で、2月卒業式があるように6月卒業式もあるだろう) 

夏休みがあって、スコットランドは8月後半、その他は9月の第一月曜日から学校が始まる。 

 

 

出自については謎とされる。 

このため誕生日なども伏せられている。 

 

ネギが卒業したのは英国式に、7月と考えるのが妥当である。 

麻帆良学園着任時(3学期)数えで10歳、満で9歳だった。 

ウェールズ出身なのに数えというのは不思議だが、ネカネさんも「10歳で先生など無理です」と言っているのだから数字としては同じになっているが、これは妙である。 

 

卒業時点で10歳とネカネは言っているのだ。 

ネギが着任したのは3学期だから、確実に正月明けからである。 

魔法学校が変則で7月に卒業式をしないとしても、正月早々にはしないだろうし、クリスマス以降もしないだろう。 

つまり、どんなことがあっても、卒業した年と着任した年は違うのだ。 

 

数えは年越しが年取りとなる。 

年が変われば年齢が増えるのだ。 

だから、「門松や冥途の旅の一里塚」となる。 

 

それが3学期に入って、つまり卒業式の翌年になっても数えで10歳だというのは妙である。 

辻褄を合わせるなら、ネギが着任するのが翌年で、そうなると数え(その年には満でもなるが)で10際だと咄嗟にネカネが考えたとしか思えない。 

あるいは日本は4月から学校が始まるから、その際には10歳になっていると考えたのかもしれない。 

ネカネはそういう細かいことを考える人には思えないが・・・ 

 

一般的に、子供は自分の年齢を間違えない。 

歳を多く取ってくると間違えるようになる。 

認知症の判定に自分の年齢を言わせるという項目があるが、それはプラス・マイナス2歳までは正解とするのだ。 

おっとりしているネカネが間違えたと考えるしかないだろう。 

あるいは作者の設定ミスだが、それを言っては面白くない。 

 

ネギの誕生日を誰も知らないということもありうる。 

だから、イギリスなのに数えを使っているのかもしれない。 

これなら作者のミスではなく、伏線ともなるかもしれない。 

 

 

魔法学校では卒業証書が授与される。 

それは主にその後の修行の地を示すもののようである。 

その際に校長が「この七年間よくがんばってきた」と言っている。 

すると2歳(9-7=2)から入学していることになってしまう。 

 

6年前の思い出を明日菜に見せるシーンがある。 

3年生になって新学期が始まり、修学旅行があってエヴァに弟子入りしてからのことだが、4月21日のすぐ後らしいから、4月か5月だろう。 

思い出を語る時点で、ネギが卒業(前年7月)してから1年近く経っているはずである。 

つまり、卒業時点では5年前だったであろう思い出で、アーニャは「あんたも来年から学校来るんでしょ」と言っている。 

雪が降っていて来年と言っているので、年が明けてすぐに5歳の誕生日を迎え、その次の新学期から学校に入るというなら辻褄が合う。 

6年前というのが、正確には年を跨いで7年前ということになるが、それくらいはいいだろう。 

思い出の終わりに、「それからの5年間は魔法学校で」と言っている。 

魔法学校にいたのは5年間なのだ。 

 

他の者たちが7年であれば、ネギは2年を飛び級していないといけない。 

アーニャは1歳年上で同時に卒業しているのだから、アーニャは1年の飛び級をしたことになるが、誕生日によっては7年在籍したのかもしれない。 

 

ちなみに、その思い出の後で皆が泣いているのはネギに共感してだが、エヴァが涙ぐんでいるのはナギを思い出してか花粉症のせいだろう。 

 

 

教員免許が取れるほどの天才少年だが、疎い部分は徹底的に疎い。 

子供だから解らないというのを武器にすることすらある。 

 

ネギのいた魔法使いの学校は魔法世界についてはあまり教えないのだろうか。 

日本なら、自分の市町村を学び、都道府県、日本列島、世界地図などを順に学ぶ。 

ネギは魔法世界のことを知らなさ過ぎに思う。 

 

最も解せないのは、アーニャが知っていてネギが知らない、あることである。 

 

魔法使いの間では夜眠らない子に「闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)がさらいにくるぞ」と言われるほどの対象のエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェル:Evangeline Athanasia Katherine McDowell)を知らなかったのだ。 

アーニャでさえ、名前を聞いただけで判ったのだが、ネギは名簿の名前と顔を見ても判らなかったのである。 

 

吸血鬼騒動が起きているのに、だ。 

しかも、吸血鬼がエヴァだと知っても、そのエピソードを思い出さない。 

「あのエヴェンジェリンさんが、お姉ちゃんが良く言っていたダーク・エヴァンジェルだったなんて」くらいあるべきだっただろう。 

 

カモくんも気付かず、まほネットで調べて始めて分かったのである。 

ふたりともというのは少し不思議なことだろう。 

 

いや、大人の事情で分かってはいるのだが・・・ 


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