けんぷファー

読破して書いていない。 

まあ、いつものことである。 

 

気になったのは「けんぷファー」という題名だ。 

どうしたってケンプファーを連想する。 

エルメスやサザビーと同じである。 

 

世の中にはエルメスと聞いて、ブランドのひとつだと連想する人や電車男を連想する人もいるだろうが、エルメスというとエメラルドグリーンのあの機体を最初に思い出す人(多分男だけだが)もいる。 

宇宙用だと思う(実践ではそれしか記憶にない)のだが、異様にデカいエアーインテークが気になる。 

まあ宇宙だから空気抵抗は無視していいが、それ以前にエアーインテークなどいるはずもない。 

ちなみに、電車男のエルメスというのもガンダム繋がりによるものだと思う。 

 

アニメの「けんぷファー」では、ちゃんと「モビルスーツじゃなくて」というようなセリフがあった。 

誰しもが思うことをちゃんと処理してある。 

「赤いのは速さ3倍か?」というシーンもあるが、これは普通に日常会話でも使われるのだから既にガンダムネタとは言えないだろう。 

 

ケンプファー(Kämpfer)はドイツ語で「戦士」という意味だ。 

作中ではケンプファーになれるのは女性だけなので主人公(男性)は女性となってケンプファーとなる。 

女性なら「ケンプファリン」だという。 

これは原作での記述である。 

 

Kämpferは「ケンペル」らしい。 

ドイツ語のことはよく分からないので気にしない方がいい。 

 

設定などでよく言われる言葉がある。 

「気にしたら負け」 

楽しめればそれでいい。 

 

 

内容はさておく。 

まあ、言ってはなんだが、どこかで聞いたようなものを切り張りした感が否めない。 

 

男が女の体に変身してしまうとなると最初に思い出すのは「らんま1/2」で、最初に仲間になるのは紅音(あかね)だから天道あかねを連想してしまう。 

女になって「俺は男だー」というのは「うる星やつら」の藤波竜之介を思い出す。 

宇宙のどこかの戦争というのは「超時空要塞マクロス」を連想した。 

 

主人公に対し、最初に仲間になった子(紅音)、幼馴染、生徒会長から想われるのだがニブくてそれに気付かない。 

 

何のことはない、王道ラブコメともいえる。 

 

 

男が女になるとか、宇宙のどこかで戦争があって・・・など。 

気にし始めると、なぜ男が女に体も衣服も変わるのかとか、ぬいぐるみがなぜ喋るのかとかなど科学的・医学的など大変なとこになるのだが、そういうことは考えてはいけない。 

そういうものなのだ。 

 

宇宙人も妖怪・幽霊も魔法使いも普通に存在する。 

小さいことは気にしても、大きいところを気にしてはならないのである。 

 

 

本作の面白いところは内容ではない。 

声優なのである。 

 

この作品がアニメ化をどう意識し書かれたのかは分からないが、アニメでは思いっきり反則なまでに拘って作られている。 

ハラキリトラは原作で『女性の声だ、なんだかしずかちゃんっぽい。しかも前のバージョン。』となっている。 

担当したのは野村道子さん。 

かかずゆみあたりでお茶を濁すかと思ったのだが・・・ 

 

彼女によると、あのキャラをそのまま声をあてると違う声になるのにしずかちゃんの声だと指定されていたので、しずかちゃんがあのキャラの声をしたらどうなるかを考えてあてた、とのこと。 

わかめちゃんがやっていたら少し違うのかもしれない。 

ハラキリトラのケンプファーについての最初の説明はゲーム説明のようで、映画ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」(15作目)で、しずかちゃんの姿をした妖精が説明しているシーンを思い出した。 

しずかちゃん声のハラキリトラは「私の見た夢は、なぜかお風呂好きの女の子になっていて、メガネの少年とロボットが・・・」とか「お風呂と言ったら私かかげろうお銀さん」、「テレビ点けてくれませんか、海に関係した名前の一家が再放送しているので」などという。 

 

どういう大人の事情かダンナ(野村さんの夫)の内海賢二さんまで担ぎ出される始末。 

おかげでオールドファンはかなり楽しめる。 

「ラジオけんぷファー 賢二と愛のわくわく臓物ランド 16」では夫妻がラジオ共演! 

(上記で検索すれば見つかるはず) 

 

他にも臓物アニマルでは田村ゆかり、水樹奈々、能登麻美子、釘宮理恵などが出演。 

反則なのは「この田村ゆかり声がー!」に対し「この堀江由衣声がー!」と言っているところ。 

やりすぎである。 

 

田村ゆかりもあのキャラに田村ゆかりの声を演じるよう要求されて大変だったようだ。 

 

他にも能登麻美子の声(例えば「うっかりペレロペ」のナレーション)で辛辣なことをさらっと言ったり、釘宮理恵の熟練したツンデレが披露されたりする。 

 

 

 

不思議なのは原作では女性になっても男の声ということなのだが、アニメでは明らかに女性らしい声になっている。 

まあ男のときも男というより子供、分かりやすく言うとネギまの犬上 小太郎である。 

紅音(最初に仲間になったケンプファー)は堀江由衣だから佐々木まき絵だ。 

他にもネギま関係者も多い。 

 

そういうのを弄り出したら収拾が付かなくなるのは当然だ。 

 

 

声優でのこういう遊びは反則ぎみだが、好きな人は好きだろう。 

私も、だが。 

 

少し逸れるが、「バクマン。」でもそういうことを考えてしまう。 

 

亜豆の母親(美雪)におじさんのことを確認しに行くが、最高は美雪を見て「おじさんと同じだから42歳か」というモノローグが入るが、声に出していたなら「17歳です」というのが聞けたはずである。 

また、新妻エイジのアシスタントをしていて福田らとの漫画雑誌談義で「一番好きなのはToLOVEる」というシーンで、新妻なら「ボクは明日のよいち!ですケド」というかもしれない。 

 

などとアホなことを考えるようなら、けんぷファー(アニメ)が楽しめるだろう。 

 

 

ともあれ、野村さんがお元気でなによりということで。 


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