兄弟姉妹

兄弟・姉妹はどちらも「きょうだい」と読んでさしつかえない。 

普通は姉妹は「しまい」で、それに対応した兄弟の読み方は「けいてい」となる。 

兄弟姉妹は「けいていしまい」と読む。 

 

兄妹・姉弟も「きょうだい」と読んでいいが、そのまま読むなら「けいまい」・「してい」となる。 

兄妹心中は「けいまいしんじゅう」だ。(そういう懐メロがある) 

 

この分け方は文字も含め、中国発祥で、朝鮮半島も同様に分けている。 

「長幼の序」により、先輩・後輩、兄弟姉妹が分けられているのである。 

 

なぜこんなことを書いているかというと、英語にはないからだ。 

ブラザー(brother)・シスター(sister)というのはあるが、性別だけで上か下かは分からない。 

通常は名前で呼ぶため、ブラザーだのシスターという呼び方もしない。 

まして、エルダー(elder)やヤンガー(younger)なども特別なことがなければ付けない。 

 

似たようなものに、おじいちゃん・おばあちゃん、おじさん・おばさんがある。 

血縁・親戚関係にない人に対しても「おばあちゃん」などと呼びかけられるが、これも英語にはない。 

 

感覚としては、彼女のお父さんに「おとうさん」と言って「君におとうさんと呼ばれる筋合いはない!」と怒られるようなものだ。 

マンガやアニメではよくあるシーンだろう。 

 

 

更に何のために書いているかというと、「お兄ちゃん」についてである。 

 

にいちゃん」は小さい弟が言いそうだ。 

お兄ちゃん」は幅広く使える。 

兄貴・アニキ」というのは女の子でも使えるが、年齢は高くなり、「兄さん」となるとしっかりした感じがしてくる。 

兄さま」(にいさま・あにさま)「兄者」(あにじゃ)などというバリエーションもある。 

いずれも、年齢・ニュアンスに違いがあり、それにより関係性や親密度を窺い知ることもできるのだ。 

 

お姉ちゃん」も同じようにバリエーションがある。 

 

 

ということが英語にはない! 

 

英訳された映像を見ていてそう思った。 

わざわざ「elder brother」と呼びかけているのはどうにも不自然だったからである。 

 

英語圏は可哀そう、かもしれない。


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