バクマン。とは

バクマン。」は、大場つぐみ原作、小畑健画のDEATH NOTEコンビによる週間少年ジャンプに連載中作品で、NHK教育テレビでアニメが放映中である。 

 

 

漫画家を目指す真城最高(ましろ もりたか;サイコー)と高木秋人(たかぎ あきと;シュージン)の物語である。 

 

サイコーは漫画家の叔父真城信弘(PN 川口たろう)の影響から漫画が大好きだったが、叔父が亡くなったことでそれを忘れていた。 

シュートの誘いで一緒に漫画家を目指すようになるが、その際に、サイコーが好きなクラスメートで声優を目指す亜豆美保(あずき みほ)に、漫画家になってそれがアニメ化されたらヒロインの声を担当することと結婚することを約束する。 

 

漫画の持込、編集者とのやり取り、編集会議、読み切り掲載、連載、アンケートによる連載中止などを盛り込んだ内容となっている。 

 

 

かなり面白い。 

DEATH NOTEの前半と同じくらい面白い。(連載回数を108回と決めてからのDEATH NOTEはかなりつまらない:個人の感想) 

 

 

興味深いのは大場つぐみとは誰かということで、それが判る(推定だが)と更に面白くなる。 

また、小畑健の交友関係も見ていくとなるほどと思う部分も出てくる。 

 

 

ネットでの定説は大場つぐみ=ガモウひろしである。 

これは原作ネーム(絵コンテともいう)、色々な著名人による指摘、2chでガモウヒロシの長男で土田直王輝(なおき、ロイヤル・ストレート・フラッシュ)という人によってそうだとされている。 

実際、そう仮定するとかなりの符合を見る。 

 

亡くなった叔父の作品「超ヒーロー伝説」は「とっても!ラッキーマン(ガモウひろし)」であり、その後泣かず飛ばずはガモウもそうであった。(ガモウはラッキーマンの後に連載が半年続かなかった作品がふたつあり、その後は単発ばかり) 

これは誰にでも判ることだろう。 

また、「BAKUMAN」の最下ドットを消すと「RAKIIMAN」となる。 

マンガのマンを入れたかったとしているが、ラッキーマンのマンなのではないだろうか。 

まあ、これはネットで見つけたのだが。 

 

私が気付いたのは叔父のペンネーム「川口たろう」である。 

蒲生川口は近い。(埼玉県) 

川口というと、川口ひろしである。 

ちょっと強引だが、ガモウひろしと名乗っていると、川口ひろしは以前から浮かんでいる名前だっただろう。 

あるいは川口ひろしから、逆にガモウひろしを連想したのかもしれない。 

川口ひろしのままではまずいので、何でもいいからと「たろう」(バクマン。の中でも名前を考える際にそういう会話がある)に変えると、叔父のペンネームとなるのである。 

 

もう大場つぐみ=ガモウひろし以外考えられない。 

 

 

小畑健の関係では、小畑のアシスタントだった和月伸宏の和月組が思い浮かぶ。 

小畑を新妻エイジ(実際のモデルとしてではなく、力関係という意味で)、和月を福田真太とすると福田組というものが出る発想になるだろう。 

とはいえ、福田組のアシに大したのはいそうにないが、和月組というと尾田っち(ONE PIECEの尾田栄一郎、単行本1冊の初版だけで印税が億を超える)がいる。 

 

新妻エイジのモデルについて色々な説があるが、ネームを切らない天才漫画家というと鳥山明が浮かんでくるのだが・・・ 

 

 

漫画家を目指す人の多くは、投稿することも多いだろうが、同人誌を発表することも多いだろう。 

ところがサイコーとシュージンはそれらをせずにいきなり編集に面会しているのである。 

これはまさに漫画というところか。 

まあ、同人誌方面に進んでしまうと、絶対にNHK教育テレビでは放送できなくなるので良かったかもしれない。 

 

NHKのアニメはバカにできないと思った。(観ないのでマイナーだと思っていた) 

ドラえもん(およびクレヨンしんちゃん)やサザエさん(およびちびまる子ちゃん)クラスしか観ていないからだろう。 

テレビ東京の深夜アニメなどは実はマイナーで、日本全国通津浦裏まで観れるNHKは超メジャーだったのだ。 

まあ、大抵の人は最初から判っているかもしれないが・・・ 

名探偵コナンの裏になるが、かなり強力な裏番組と言えるだろう。 

 

 

蛇足だが、ネームというのは手塚治虫発祥とされている。 

連載で忙しく、先にセリフ(フキダシ)部分の写植を済ませるために考案されたようである。 

コンピュータのなかった時代で、写植は技師が行う専門作業なのだ。 

今はそういった必要はないためか、絵コンテとも呼び(どうも、少女マンガの方はその傾向が強いようである)、編集との内容確認だけに使われている。 

 

更に蛇足だが、絵コンテとは絵入りコンティニュイティーの略である。 

誰だって略したくなる。 

言いにくい。 

アニメでは絵コンテが普通だが、映画ではストーリーボードという方がアメリカ的なので良いかもしれない。

桜咲刹那  <前 : 次>   DEATH NOTE